≪脂肪分解治療とは-脂肪溶解注射とトゥルースカルプ≫
明けましておめでとうございます。
年末年始は私を含め、食べ過ぎの割りに体は動かさず、
という方が多かったのでは。
年明けから春に向けては少しづつ、部分やせの相談が増えてきます。
ここ数年、クリニックでボディメイク・痩身の治療として注目されているのが、
脂肪吸引ではなく、脂肪分解という方法です。
全身麻酔でおこなう、脂肪吸引もいまだにおこなわれる治療ですが
ダイエット意識の高まりの中、脂肪吸引ほどハードルが高くなく、
クリニックでおこなえる治療として、脂肪分解の相談、治療が増えています。
皮膚を切開して脂肪を外に出すのではなく、脂肪をその場で壊していく。
この脂肪分解には、『化学的分解』と『機械的分解』があります。
脂肪溶解注射
『化学的分解』 とは脂肪溶解注射のことです。現在、世界各国で用いられている
脂肪溶解注射の成分はデオキシコール酸とフォスファチジルコリン。
共に以前から高脂血症や胆石の治療に用いられていた成分になります。
デオキシコール酸は、胆汁に含まれる成分で、脂肪をグリセリンと脂肪酸に分解します。
脂肪を水に溶ける形にする薬剤として用いられ、さらにこのデオキシコール酸は、
細胞自体を壊していく効果も持っています。
デオキシコール酸を脂肪組織に注射すると、脂肪細胞を破壊し、
そこから流れでた中性脂肪が、フォスファチジル・コリンによって
乳化されて肝臓で分解されるというしくみです。
トゥルースカルプ
一方 、『機械的分解』 とは高周波の医療機器による痩身治療のことです。
45度・3分間、
これは脂肪細胞がみずから壊れる(アポトーシス)ための条件です。
簡単そうに思えますが、今までこの条件が作り出せる医療機器は
ひとつもありませんでした。
これまで、この環境を脂肪層につくろうとしましたが、
治療時の痛みと皮膚表面の火傷が伴い、治療として成立しませんでした。
そのため高周波痩身器は、皮膚や体を温めるタイプの治療器が多かったにもかかわらず、
脂肪細胞を破壊できる温度までは加熱させる医療機器はありませんでした。
それがアメリカで1MHzのイノベーションRFと呼ばれる高周波技術が開発され、
表面皮膚は守りながら、厚さや深さの異なる皮下脂肪・セルライトを
破壊し、分解させることが可能となりました。
(日本のクリニックに第一号機が導入されたのは、2012年の11月)
この高周波『トゥルースカルプ』は米国FDA、EU諸国からCEを取得。
皮下脂肪やセルライトの除去においては、世界的に認められている痩身治療になります。
この脂肪分解、体は2~3週ごと、フェイスラインは2週ごとの治療となります。
説明がわかりづらくなってしましました。
ご興味のある方はクリニックまでご相談ください。
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