COLUMN
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リストカットや根性焼き。
「その経験」からはすでに卒業できていても、手首や腕に残った「痕」だけは消えることなく、今も自分を縛りつけてしまうことがあります。
「ふと視線がその部分に向かった瞬間、過去の記憶がよみがえる。
」
「人目が気になって、夏でも半袖を避けてしまう。
」
「恋愛や仕事の場面で、相手の目線を恐れて自信をなくしてしまう。」
日々の暮らしの中で「痕」が心の重荷となっている方は少なくありません。
特に根性焼きの痕は、独特の丸い跡や色ムラが残りやすく、周囲から「どうしたの?」と聞かれることもあります。
本当の理由を言えずに、笑ってごまかした、という苦い経験をされた方もいるでしょう。
こうした「痕」は、ただ皮膚に残るだけでなく、「人に知られたくない過去」として心に影を落とし続けるものなのです。
残念ながら、リストカットや根性焼きの痕を完全に消してしまうことはできません。
しかし、医療による治療で「気づかれにくい状態」へと整えることは可能です。
実際に治療を受けられた方からは、
「人目を気にせず半袖を着られるようになった」
「恋愛や仕事に前向きになれた」
といった喜びの声が寄せられています。
当院では、傷跡の大きさ・形・深さ、そして患者さまのご希望に合わせて、複数の方法をご提案しています。
皮膚に微細な穴をあけ、自己修復力を利用して皮膚の再生を促す治療です。
回数を重ねることで(5回~10回)凹凸や色ムラを少しずつ整え、跡を薄くしていく方法です。
皮膚を新たに切ることなく、できるだけ自然な形で傷跡を目立たなくしたい方におすすめの治療法です。
数日〜1週間程度、赤みや軽い腫れが続くことがあります。 複数回の治療が必要ですが、その分徐々に変化していくため、周囲に気づかれにくいのが特徴です。 まれに色素沈着が起こる場合があります。
太い線や大きな痕を切り取り、きれいに縫い直す方法です。 広がった傷跡を「細い一本の線」に置き換えることができ、目立ちにくくなります。
抜糸までは1週間程度かかります。術後は一時的に赤みや腫れが出ることがあります。 まれに出血・感染や傷の盛り上がり(肥厚性瘢痕)が生じる可能性があります。
傷跡の表面を薄く削って肌をなめらかに整える方法です。 リストカットや根性焼きの痕を“やけど跡風”に近づけることで、自然な傷跡へと印象を変える手法です。
術後はかさぶたができますが、かさぶたが剥がれると傷跡の赤みは徐々に落ち着き、最終的には白い傷として馴染んでいきます。全行程で約3〜6ヶ月ほどかかりますが、その間に赤みや色素沈着、へこみや盛り上がりといったリスクがわずかに生じる場合があります。一般的なCO2レーザーと比べると、ダウンタイムは短く、炎症による色素沈着のリスクも低く抑えられるのが特徴です。
傷跡を完全になくすことは難しくても、治療によって「気にならない日常」を取り戻すことは可能です。
手首や腕を気にせず服を選べるようになったり、恋愛や仕事で自信を取り戻せたりと、多くの方が前向きな変化を実感されています。
当院では、経験豊富な医師が患者さま一人ひとりの想いや希望に寄り添いながら、最適な治療法をご提案し、治療終了まで心に寄り添いサポートいたします。
不安や疑問も遠慮なくご相談いただける環境ですので、安心してご相談ください。
\当院のリストカット・根性焼きの傷跡修正/
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Beauty Column
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水戸中央美容形成クリニック 院長
宮崎 浩彦Hirohiko Miyazaki