刺青を手術で除去する方法が、「切除縫縮術」です。
切除縫縮術とは、局所麻酔後に刺青の入った皮膚をメスで切り取り、周囲の皮膚を縫い合わせる除去方法です。
刺青は、そのままの形で皮膚を切り取っても縫い合わせることができません。切除のデザインは様々ですが、細長い紡錘形やS字状に切除して縫合します。縫合した部分に傷跡が残りますが、色や濃さに関係なく刺青を除去します。
刺青が小さい場合は、刺青部分を一度に切除して縫合します。
一度に切除可能な範囲は、実際に指でつまんだ時に引きつり感がなく、皮膚に十分な余裕がある範囲までとなります。太ももや二の腕など皮膚が柔らかく伸びる部位に比べ、ひざから下などの皮膚が硬い部分はより範囲が狭くなります。
範囲の広いもの、幅の太いもの、皮膚にゆとりがない部分の場合は、皮膚が自然に伸びるのを待ってから2~数回に分けて切除します。(これを分割切除と言います。)
分割切除の場合、治療の間隔は3~6ヶ月が目安です。1回で除去が可能か、分割切除が必要かは診察の上、決めるようになります。
患者様のご希望をお伺いし、治療の詳細や効果、ご料金、ご質問など詳しくご説明致します。
<刺青が小さい場合>
1)マーキング
刺青の周囲を葉状にマーキングします。
2)麻酔
局部麻酔をします。
3)切開
マーキングに沿って切開します。
4)縫合
切開部を引き合わせ丁寧に縫合します。皮膚の余剰(ドッグイヤー)を切除して終了です。
<刺青が大きい場合(分割切除法)>
(初回)
1)マーキング
刺青の一部を選択し、葉型状にマーキングします。
2)麻酔
局部麻酔をします。
3)切開
マーキングに沿って切開します。
4)縫合
切開した皮膚の頂点を合わせて丁寧に縫合します。
(2回目以降(約3~6カ月後)
1)マーキング
残りの刺青周囲に沿って、葉型状にマーキングします。
2)麻酔
局部麻酔をします。
3)切開
マーキングに沿って切開します。
4)縫合
切開した皮膚の頂点を合わせて丁寧に縫合します。
縫い合わせた傷口の上に肌色の目立たないテープを貼ります。
看護師より施術後の注意事項の説明をさせて頂きます。
治療時間:大きさにより異なります。
通院:1~2週間後に抜糸通院。
1cm | 44,000円(税込) |
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計算方法→(縦cm+横cm)÷2×¥44,000(税込)
麻酔代、薬代およびアフターケア費用も全て含まれます。
※複数(2~3)回切除縫縮の場合は1.5倍の費用となります