しみの原因は、紫外線によるメラニンの生成です。
しみにはいろいろな種類があり、主なものに老人性色素斑、そばかす、肝斑、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)、炎症性色素沈着などがあります。
はじめは小さい点状に出現するので気になりませんが、しみ部分は紫外線を多く吸収するため、メラニンを作る「メラノサイト」という細胞が活性化され、メラニンがどんどん作られます。
老化や不規則な生活などによって、肌の生まれ変わりのサイクルが伸びてしまうと、メラニンが肌の中に蓄積され「しみ」となります。
しみのレーザー治療は、メラニン色素をもつ細胞だけに反応するという、レーザーの性質を生かした治療方法です。
周囲の組織を傷つけることなく、メラニン色素だけを破壊することができます。
治療部分には局所麻酔もしくは冷却を行い、治療は短時間で終了します。
照射した部分は、かさぶたになり、1週間~10日程でかさぶたが自然に剥がれて新しい皮膚が現れ、再生した肌は、2~3ヵ月くらいかけながら徐々に周囲と同じ色になじんでいきます。
水戸中央美容形成クリニックでは、キュテラ社のピコレーザー「エンライトン」を使用しています。
レーザーを照射すると、レーザー光線は正常な皮膚には吸収されずに通り抜け、標的となるメラニン色素(細胞)にのみ吸収され、熱分解を起こし非常に細かいメラニン色素(細胞)に分解します。
分解されたメラニン色素(細胞)のうち、浅いものはかさぶたとなって、深いものはマクロファージという皮膚内にいる細胞に取り込まれ、血管・リンパ管に入り込み、やがて体外へ運び出されます。
異常色素(細胞)が消滅すると、周囲組織と変わりのない正常な皮膚がよみがえります。
水戸中央美容形成クリニックでは、キュテラ社のピコレーザー「エンライトン」を使用しています。
<ピコレーザー「エンライトン」の特徴>
ピコレーザーのピコとは、長さを表す単位で、「エンライトン」は750ps(ピコセカンド)と、2ns(ナノセカンド)を選択することが可能です。
従来のQスイッチYAGレーザーは「ナノ秒」レーザーです。
ピコレーザーはパルス幅が「ナノ秒」より更に短い「ピコ秒」であり、これにより周辺組織へのダメージが少なく、痛みを最小限に抑えることが可能となりました。
お化粧などを落として頂き、しみの状態を診察します。
治療する部分を消毒し、局所麻酔をします。
レーザーを照射します。
レーザーを照射した部分を消毒して、肌色のテープを貼り、軟膏を塗って終了となります。
治療した部分は、数日するとかさぶたができ、1週間程度でかさぶたが自然に剥がされて新しい皮膚が現れます。再生した肌は、2~3ヵ月くらいかけながら徐々に周囲と同じ色になじんでいきます。
治療時間:大きさにより異なりますが、1ヵ所約5分
通院:不要
レーザー治療(しみ) | 1mm | 5,500円(税込) |
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