脂肪吸引痩身

<まめ知識>太るのはなぜ?

体内に蓄積された脂肪を体脂肪と言います。体脂肪には、皮膚の下に蓄積されている皮下脂肪と、内臓の周りに蓄積されている内臓脂肪があり、脂肪を蓄積する細胞を「脂肪細胞」と言います。脂肪細胞の数は思春期までにほぼ決まってしまい、成人してからは一定の数で増えることも減ることもありません。あとは、脂肪細胞の伸び縮みによって「太る」「痩せる」が決まります。
成人してから太るのは、過食によって脂肪細胞が脂肪分を貯め込み、風船のように膨らむからです。逆にダイエットをして痩せるのは、運動や食事制限により脂肪分が消費され、脂肪細胞がしぼむからです。しかし、ダイエットに成功して痩せても、脂肪細胞はしぼんだだけで消えたわけではないので、ダイエット後再び脂肪細胞が膨らみ、リバウンドの程度は減っていません。
つまり太っているのは、もともとの脂肪細胞の数自体が多い、または脂肪細胞自体が膨らんでいる事が原因になります。

脂肪吸引とは?(ダイエットと脂肪吸引の違い)

ダイエットは、運動や食事制限などにより、脂肪細胞をしぼませて痩せる方法です。ダイエットで効果が出やすい部分は、頬や胸など浅い脂肪層です。お腹や腰、太もも、お尻など深い脂肪層に効果を出すのは難しく、そのためダイエットを続けると胸から痩せてしまうことが多いのです。ダイエットは脂肪細胞をしぼませるだけで脂肪細胞の数を減らしているわけではないので、再び脂肪細胞が膨らみ、リバウンドの程度は変わっていません。

脂肪吸引とは、脂肪細胞を除去する手術です。ダイエットでは減らすことができない脂肪細胞の数を減らすことができます。一度減った脂肪細胞の数は再び増えることはないので、リバウンドの程度が減ります。もし、仮に脂肪吸引後に全体的に太ったとしても、脂肪吸引を行った部分の脂肪細胞の数が増えてしまうことはないので、脂肪吸引前の程度でリバウンドという事はありません。
また、脂肪吸引はダイエットと違い痩せにくい部分や気になる部分だけを細くする「部分痩せ」を実現することが可能です。

脂肪吸引が可能な部位

脂肪吸引部位脂肪吸引は、皮下脂肪が付いている部分であれば可能です。

お勧めの方
  • ボディラインを整えたい方
  • 部分痩せをしたい方
  • 短期間で気になる部位をすっきりさせたい方

脂肪吸引の流れ

1.デザイン

手術前に、どの範囲から脂肪を吸引するかボディラインを考え、デザインを行い患者様に脂肪吸引範囲を確認頂きます。

*脂肪吸引は単に大量の脂肪を除去するのではなく、脂肪を吸引する事により、いかに美しいボディラインを作り上げるかがポイントになります。欧米では、脂肪吸引のことを別名「脂肪彫刻」と呼ばれています。

患者様1人1人の状態に合わせたデザインを行っていきます。

2.静脈麻酔または全身麻酔

静脈麻酔または全身麻酔で眠ることで無痛で手術がお受け頂けます。

3.局所麻酔

脂肪吸引する部分、全体的に麻酔液を浸透させその後カニューレと呼ばれる細い管を挿入するための入り口を目立ちにくい部分を5㎜程切開して作り、カニューレで麻酔液を浸透させます。使用する麻酔液は、局所麻酔液に生理食塩水、血管を収縮させる薬を混ぜたもので、麻酔液を皮下脂肪層全体的に浸透させることにより、出血量を最小限に抑えて脂肪吸引が行えます。この麻酔の方法を「チューメセント法」と言います。

チューメセント法によって、出血量を最小限に抑えられるので広範囲の脂肪吸引でも安全に行うことが出来ます。また、皮下脂肪層全体的に麻酔液を浸透させることにより、脂肪が膨らみ柔らかくなるので、脂肪が吸引しやすい状態になります。(脂肪が柔らかくなるので均一に脂肪を吸引することができます。)

4.脂肪を吸引

吸引管(カニューレ)を皮下脂肪層に挿入し、脂肪吸引器で脂肪細胞を吸引します。脂肪吸引器とは、わかりやすく例えるとご家庭にある掃除機と同じように陰圧にして脂肪を吸い込む機械です。脂肪細胞の大きさによって吸引管(カニューレ)の太さを調節することで、確実に脂肪を吸引します。脂肪細胞が吸引されると、脂肪細胞が減るため脂肪層がうすくなり徐々にサイズダウンしていいきます。

5.切開部の縫合

傷を目立ちにくく縫合します。

6.圧迫固定

脂肪吸引部の腫れ、出血を最小限に抑えるために、テーピング固定で圧迫をします。
テーピング固定は3日間で外れますが、その後は皮膚の収縮を促すため、サポーターなどで2~3ヶ月圧迫をして頂きます。サポーターなどでしっかり圧迫することにより、皮膚が引き締まりより一層の脂肪吸引の効果を得ることができます。

脂肪吸引のメリット・デメリット

メリット
  • ダイエットと違い、脂肪細胞の数が減るのでリバウンドの程度が減ります。
  • 短期間ですっきりとしたボディラインを手に入れることができます。
  • 脂肪吸引は皮下脂肪のある部分なら可能なので、痩せにくい部分や気になる部分だけを細くする「部分痩せ」を実現できます。
デメリット
  • 手術後、腫れや内出血が現れるためすっきりとしたボディラインになるまでに3週間程お時間がかかります。
  • 手術後1ヶ月間はサポーターなどで圧迫して頂きます。

治療について

治療時間・通院

治療時間:脂肪量や部位によって異なります。検診にてお伝えします。
通院:3日後にテーピング固定除去、7日後に抜糸通院
料金:

脂肪吸引 1ヶ所 350,000円(税別)
(脂肪の量でお費用が変わるということはございません。)
全身麻酔(麻酔専門医) 150,000円(税別)

※通常、全身麻酔での治療になります。

脂肪吸引症例写真

二の腕
二の腕
二の腕 脂肪吸引前(2010.5.2撮影)

ノースリーブを着る時に一番気になる二の腕は、ダイエットをしても効果が出にくい部分です。
二の腕の太さとともに皮膚のたるみも気になりやすいものです。

 
二の腕 脂肪吸引後1ヶ月(2010.6.5撮影)

二の腕は術後の腫れの引きが早い部分です。筋肉太りではないので、きれいに効果が出せます。
皮膚を引き締めるために、サポーターを1ヶ月着用していただきました。

腹部・ウエスト・腰
腹部・ウエスト・腰
お腹/ウエスト/腰 脂肪吸引前(2010.5.2撮影)

お腹まわりのボリュームだけではなく、たるみやしわが目立つ方もいらっしゃいます。

 
お腹/ウエスト/腰 脂肪吸引後1ヶ月(2010.6.5撮影)

たるみを改善し、ウエストのくびれを出すために術後テープ固定を3日間、サポーターを1ヶ月間使用していただきました。

太もも・ヒップ
太もも・ヒップ
太もも・ヒップ
太もも内側/ひざ上/ヒップ 脂肪吸引前(2010.9.6撮影)

左右の内ももの内側が歩くたびに擦れたり、パンツやジーンズのサイズやラインが気になる部分です。

 
太もも内側/ひざ上/ヒップ 脂肪吸引後1ヶ月半(2010.10.23撮影)

デザイン線の内側だけの吸引でも、ボリュームが軽くなります。きれいなボディラインを出すために、術後テープ固定を3日間、サポーターを1ヵ月間使用していただきました。ヒップの皮膚は他の部分に比べとても厚みがあるのですが、ボリュームが減り小さくなりました。 

ふくらはぎ
ふくらはぎ
ふくらはぎ 脂肪吸引前(2010.9.10撮影)

ふくらはぎは脂肪太りだけでなく、筋肉太りで太く見えることもあります。ふくらはぎの筋肉は、ダイエットでは痩せにくい部分です。

 
ふくらはぎ 脂肪吸引(ボトックス3回目)後3ヶ月(2010.12.18撮影)

脂肪吸引とボトックスを併用しました。きれいなラインを出すために、術後1ヶ月間は弾性ストッキングを着用していただきました。

注意事項

  • 運動、アルコールは1週間お控え下さい。
  • 施術後は3日間の固定が必要です。
  • シャワーは固定除去後から、入浴は抜糸(1週間程)、翌日から可能です。 
 

脂肪吸引のQ&A

脂肪吸引後、リバウンドすることはありますか?
ダイエットの場合は、食事制限や運動により脂肪細胞をしぼませて痩せる効果が出ますが脂肪細胞の数は全く変わっていません。そのため、再び脂肪細胞が膨らみリバウンドしてしまう可能性があります。
しかし、脂肪吸引の場合は脂肪細胞を吸引するので脂肪細胞の数を減らすことができます。一度減った脂肪細胞の数は再び増えることはないので、リバウンドの程度がへります。もし仮に全体的に太ったとしても脂肪吸引を行った部分の脂肪細胞の数が増えることはないので、脂肪吸引前の太り方に戻ってしまうことはありません。
手術中の痛みはありますか?
手術は静脈麻酔または全身麻酔で眠っている間に終わってしまうので痛みはありません。ご安心下さい。
手術後の痛みはありますか?
手術後2、3日くらいまでは脂肪吸引部分に筋肉痛のような痛みがありますが1週間程度で徐々に落ち着きます。痛み止めを処方していますので痛みが心配な方でも治療頂けます。
傷跡は目立ちませんか?
脂肪吸引の傷はカニューレと呼ばれる細い管を通すためのものなので5㎜程です。脂肪吸引する部分の目立ちにくい部分に切開します。手術後2~3ヶ月ほどは赤みがありますが時間とともに目立ちにくくなっていきます。
入院や通院は必要ですか?
脂肪吸引は日帰りで行える手術なので入院の必要はありません。手術直後にテーピング固定をさせて頂くので、手術3日後に固定除去、7日後に抜糸通院が必要になります。
脂肪吸引後、皮膚にたるみはありますか?
脂肪吸引後、皮下脂肪層が薄くなるため皮膚にゆとりができますが、時間をかけながら徐々に引き締まっていきます。皮膚の引き締まり効果を助長させるために、手術後2~3ヶ月間はサポーターなどで圧迫が必要になります。サポーターで圧迫する事により皮膚のたるみを防ぎ、メリハリのあるボディラインに仕上げる事ができます。
脂肪吸引後、ボコボコになったりしませんか?
以前は固い脂肪に太いカニューレで吸引していたことが原因で手術後ボコボコになってしまうことが起きていたようですが、現在はチューメセント法と呼ばれる麻酔液を浸透させて皮下脂肪をしっかり膨らませた後に、細いカニューレで均一になるように脂肪細胞を吸引するので、表面がボコボコしてしまう心配はありません。
脂肪吸引後の経過を教えて下さい
手術直後に、腫れや内出血を最小限に抑える目的でテーピングで圧迫固定をさせて頂きますが多少の腫れや内出血はあります。腫れや内出血は時間をかけながら徐々に落ち着いていきます。
手術後1週間程すると脂肪吸引部分が治る過程で一時的に硬くなります。この硬さは手術後1~2ヶ月程時間をかけながら徐々に柔らかくなっていき、最終的には硬さはなくなります。
ふくらはぎの脂肪吸引は可能ですか?
ふくらはぎが太い場合は、2通りの可能性があります。1つ目は皮下脂肪による場合、2つ目は筋肉による場合です。皮下脂肪が多い場合は脂肪吸引が適応になります。(筋肉による場合はボトックス注射で筋肉を痩せさせる方法が適応となります。)
日常生活の制限はありますか?
患部以外のシャワーは当日より可能です。全身シャワーは4日目から(固定除去後)から、入浴は1週間後(抜糸後)から可能です。アルコールは1週間控えて下さい。